日本の医療費は過去30年間で大幅に増大しており、このままでは社会経済に大きな負担をかけることになります。
1990年の20兆円から2020年の43兆円、2025年の50兆円見通し)。
なぜ、こんなに医療費が膨らんでいるのでしょうか?
こちらは年代別の平均医療費になります。60~64歳の男性の年間医療費は50万円前後ですが、80~84歳になると100万円を超えています。
医療費が急激に増えるのは、
- 慢性疾患の増加
- 入院率の上昇
- 多剤投薬
- 高価な治療や手術の必要性
- 予防接種や定期検診の頻度
などの要因が考えられます。
これらの要因をひとつひとつクリアしていくことで医療費を半分以上は減らせるのではないかと思います。
その為に大切な考え方は、私達一人一人が個人個人の人生を逆算して健康の計画を立てていくこと思います。
もしも、1台の車を100年間乗り続けようと思ったら、どんなことをしますか?
①車検
②定期的なオイル交換
③防錆処理
④電気システムのケア
⑤タイヤとサスペンションのケア
などなど
それと同じように私達も
①車検
定期健康診断や検査を受けることで、体の状態をチェックし問題があれば早期に対処します。
②定期的なオイル交換
定期的なオイル交換は健康を維持するためにバランスの取れた食事と十分な水分を摂取することに該当します。
③防錆処理
防錆処理はスキンケアに該当します。 皮膚の健康を保つために保湿を行い、紫外線対策をします。
④電気システムのケア
電気システムのケアは神経系の健康に該当します。 ストレスマネジメントや十分な睡眠をとることで、神経系の健康を維持します。
⑤タイヤとサスペンションのケア
タイヤとサスペンションのケアは関節と筋肉のケアに該当します。定期的な運動やストレッチで関節や筋肉の柔軟性を保ち、支える力を維持します。また、足のアーチをケアすることで体のバランスが整い、歩行や運動での身体のダメージを減らします。
このように、100年間体を使えるようにする為には、人生の健康計画を立てると、実現しやすくなるかと思います。
介護施設に入居する年齢を1年でも遅くするには?
①膝痛や腰痛などの関節障害の予防
②認知症の予防
③食事、入浴、着替えなど、基本的な自己管理ができる。
④視力や聴力の低下予防
⑤生活習慣病の予防:糖尿病や心疾患など、継続的な医療管理が必要になる。
⑥社会的な接点や交流機会を増やす。
⑦うつ病や不安障害など精神的健康問題を解決
⑧事故や転倒予防
このように、「予防」が重要なファクターであり、治療から予防の分野にシフトしていき、健康寿命が延びて大幅に医療費節約につながって行きましたら幸いです。