足首捻挫と座骨神経痛の関連性
足首を捻挫したことがある方は多いと思います。たとえ数十年前の捻挫でも、放置したままだとその後遺症が原因で体全体に影響を与えることがあります。
捻挫によって足の骨がずれたり、アーチが崩れたりすると、足首の不安定さが生じます。その結果、足全体のバランスが崩れ、歩行時に不自然な力がかかることで、座骨神経が引っ張られ、しびれやだるさを引き起こすことがあります。
(文:八木隆雄)
足首の状態をチェックしてみよう
チェックポイント
- 足の甲を触る 足の甲の部分にゴリゴリとした感触がある場合、それは足首の靭帯が緩んでいる可能性を示します。

- 外くるぶし周辺を確認 外くるぶしの下を触ってみて、片方の足が下がっているように感じる場合、足首の骨が外側に傾いている可能性があります。
- 立方骨の位置を確認 小指の側面を辿っていくと触れる「立方骨」が下がっている場合、足全体のバランスが崩れている証拠です。
これらのチェックポイントで異常が見つかった場合、足首捻挫の後遺症が原因で体全体に負担がかかっている可能性があります。
セルフケアで足の歪みを整える方法
ステップ1: 足関節の状態を確認
まず、自分の足の状態を確認します。痛みやゴリゴリとした感触がある箇所を把握しておきましょう。
ステップ2: 足首の調整
- 外くるぶしの下を固定
- 外くるぶしの下を片手で固定します。
- もう一方の手でかかとを持ち、外側に寄った骨を内側に戻すように動かします。
- 足首の動きを調整
- 腓骨という骨を下から支えて足首を上下に動かしながら、骨の位置を整えます。
- 5回程度繰り返します。
ステップ3: 立方骨のケア
- 立方骨を押し上げる
- 小指の側面を辿り、立方骨の位置を確認します。
- 立方骨の下を手で押し上げるようにマッサージします。
- 硬くなった部分をほぐす
- 握りこぶしを使って、立方骨周辺をゴリゴリとほぐします。
ステップ4: 補正テープの活用
足の状態を安定させるために、補正テープを使用します。
- 腓骨を下から固定
- テープを立方骨の下から貼り付け、骨を持ち上げるように固定します。
- クロス貼りで補強
- フィギュア8の形でテープを貼り、靭帯の緩みを補強します。
セルフケアの効果と実例
足首の歪みを整えるセルフケアを継続することで、座骨神経痛の改善が期待できます。例えば、海外在住の女性が2週間のセルフケアで座骨神経痛の痛みが軽減したという実例もあります。このように、適切なケアを行うことで、慢性の痛みが和らぐ可能性があります。
まとめ
足首捻挫の後遺症が原因で座骨神経痛や足のしびれが起きている場合、セルフケアで改善できる可能性があります。本記事でご紹介した方法をぜひ試してみてください。継続的なケアで、足元から全身の健康を取り戻しましょう。
セルフケアに関するご質問や、もっと詳しく知りたい内容があれば、ぜひコメントやお問い合わせください。一緒に健康的な体を目指しましょう!

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