雨の季節を元気に過ごすためにできること
こんにちは!
腰痛予防実践トレーナー、東京・埼玉方面担当の芦田です。
梅雨になると「なんとなく腰が重い」「朝から体がだるい」「腰痛がひどくなった気がする」…そんな声をよく聞きます。実は、梅雨の時期には腰痛が悪化しやすい原因がいくつもあるんです。
この記事では、梅雨と腰痛の関係について分かりやすくお話しします。後半では、梅雨を元気に乗りきるための体操や日常のコツも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
(文:芦田)
なぜ梅雨になると腰痛がひどくなるの?
梅雨は、雨の日が多くなってジメジメした時期です。この時期に腰痛が出やすくなるのは、いくつかの理由があります。
今の湿度や気圧のせいで身体全体の不調を訴える人が大量発生中です。
これは決して気のせいではなく、体の中で本当に変化が起こっているからなのです。
1.気圧の変化で体が緊張する
雨が降る前は「低気圧(ていきあつ)」になります。この気圧の変化は、人の体にとってけっこうなストレスです。体の中の血管がふくらみ、自律神経(じりつしんけい)がバランスをくずして、筋肉がかたくなりやすくなります。
その結果、腰の筋肉がこわばって痛みが出やすくなるんですね。
2.湿度が高くて血行が悪くなる
梅雨は湿度(しつど)が高く、空気がじっとりしています。この状態が続くと、体の中も「冷えやすく」「水分がたまりやすく」なります。そうすると血のめぐりが悪くなり、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなって、痛みやだるさが出てきます。
特に座りっぱなしの仕事をしている人は、腰のまわりの血行がさらに悪くなりがちです。
3.運動不足になりやすい
雨が続くと外に出るのがめんどうになりますよね。歩く時間が減ったり、体を動かすきっかけがなくなって、筋肉が弱くなってしまいます。腰をささえる筋肉が弱くなると、腰への負担が増えて痛みにつながります。
梅雨の腰痛対策3つのポイント
それでは、梅雨の時期に腰痛を悪化させないためには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか?3つのポイントを紹介します。
1.体を冷やさない工夫をしよう
梅雨の冷えは、クーラーや湿気のせいで気づかないうちに進んでいます。とくに腰やお腹まわりは冷えやすいので注意が必要です。
おすすめの対策:
- お腹に腹巻きをする(薄手でもOK)
- 寝るときに腰にタオルを巻く
- 冷たい飲み物を飲みすぎない
- 湯船にゆっくりつかる(シャワーだけで済まさない)
体をあたためることで、筋肉がゆるみ、血行がよくなって腰の痛みがやわらぎます。
2.梅雨でもできる「かんたん体操」
運動不足をふせぐためには、少しでも体を動かすことが大事です。梅雨の日でも家や会社の中でできる、腰にやさしいストレッチを1つご紹介します。
《座ったままできる腰ねじりストレッチ》
- 椅子にまっすぐ座ります(背もたれから少し離れるとよいです)
- 背すじを伸ばして、ゆっくり右に体をねじります
- 左手を右ももの外にそえて、息をゆっくりはきながら10秒キープ
- ゆっくりもどして反対側も同じように
この体操は、腰だけでなく背中やお腹の筋肉もほぐしてくれます。1日3回くらいやると、腰が軽くなりますよ。
3.こまめに姿勢を見直そう
雨の日は気分も沈みがちで、つい姿勢が悪くなります。猫背になると腰に余計な力がかかってしまい、腰痛の原因になります。
チェックポイント:
- パソコン作業中は、ひじと腰が90度になるようにイスの高さを調整
- 30分に1回は立ち上がる・体を伸ばす
これだけでも、腰への負担はぐっと減ります。
梅雨の時期を元気に過ごすために
腰痛は放っておくと悪化して、仕事や日常生活に影響が出てしまいます。とくに梅雨の時期は、体も心もどんよりしやすいので、早め早めのケアが大切です。
もし、「毎年この時期になると腰がつらい…」という方は、一度、体の使い方や日常の習慣を見直してみましょう。かんたんなストレッチや、ちょっとした姿勢の工夫だけでも、ずいぶん違います。
最後に
腰痛で困ったら、いつでもご相談ください。梅雨の腰痛は、がまんせず早めの対策がカギです。もし、どんな体操がいいのか分からない、もう少ししっかり見てもらいたい、という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
腰痛予防実践トレーナー 芦田
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