正しい座り方について今回は骨盤の前後の動きだけに注目した。皆さんもよくご存じの基本姿勢を改めて確認していただきたく、紹介していきます。次回は骨盤の左右(利き尻について)によるお話をしていきたいと思います。
さて
デスクワークやスマホ操作など、現代人は「座っている時間」がどんどん増えています。便利な一方で、長時間の座位姿勢が原因となり「腰が重い」「座っていると腰が痛くなる」といった悩みを抱える人が少なくありません。実は腰痛の多くは「座り方」を少し見直すだけで予防できる可能性があります。今回は腰痛になりにくい座り方のポイントを紹介します。
(記事:安岡)
腰痛を招きやすい座り方とは?
腰痛を起こしやすい姿勢には共通点があります。たとえば猫背で背中が丸まり、骨盤が後ろに倒れた状態。さらに足を組む癖や、机と椅子の高さが合っていない環境も腰への負担を大きくします。同じ姿勢を何時間も続けることも腰痛の大きな原因です。
腰痛になりにくい座り方のコツ
1.骨盤を立てて座る
椅子に浅く腰掛けて背中が丸まると、腰に過剰な負担がかかります。お尻の「坐骨(ざこつ)」という骨を椅子に当てるイメージで座ると、骨盤が自然と立ち、背骨のカーブが保たれます。タオルやクッションを腰の後ろに入れるとさらに安定します。
2.背もたれを活用する
椅子には深く腰掛け、背もたれに背中全体を預けましょう。特に腰の部分を支えてくれる「ランバーサポート」があると理想的。前かがみになる習慣を避けることが、腰痛予防につながります。
3.膝と股関節は90度前後に
膝が高すぎたり低すぎたりすると、骨盤が歪みやすくなります。椅子の高さを調整し、膝と股関節が90度前後になるように座るのがベスト。足裏が床につかない場合は、フットレストや雑誌を重ねて代用するのもおすすめです。
4.首と肩の位置を整える
腰痛は首や肩の姿勢ともつながっています。顎を軽く引いて肩の力を抜き、パソコンやスマホの画面は目線の高さに合わせましょう。下を向いたまま長時間作業すると、腰だけでなく肩こりや頭痛の原因にもなります。
5.同じ姿勢を続けない
どんなに正しい姿勢でも、ずっと同じ姿勢を続けていれば腰に負担はかかります。30〜60分に一度は立ち上がり、軽く伸びをしたり腰を回したりしましょう。オフィスであればコピーを取りに行く、家であれば水を飲みに行くなど、小さな動きで十分です。
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