朝起きたときに腰が痛いと感じることはありませんか? もしそうなら、その腰痛の原因は「腸腰筋」にあるかもしれません。
でもご安心ください!本記事では、たった3分で腰痛が楽になるエクササイズをご紹介します。
(文:八木隆雄)
腸腰筋とは?
腸腰筋とは、以下の3つの筋肉を総称したものです。
- 大腰筋:胸椎12番から腰椎の横を通り、大腿骨の内側に付着する。
- 小腰筋:補助的な筋肉で、大腰筋の上部に付着。(人によっては欠如している場合もある)
- 腸骨筋:腸骨の内側から大腿骨の内側につく筋肉。
腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、歩いたり走ったりするために重要な役割を果たします。しかし、片側が過度に収縮したり、逆に伸びすぎたりすることで骨盤の歪みや腰椎の傾きが発生し、腰痛の原因となるのです。

腰痛と腸腰筋の関係
腸腰筋が正常に機能していないと、以下のような問題が発生します。
- 骨盤の前傾・後傾の歪み
- 腰椎の不安定化
- 腰の筋肉の過度な緊張
- 動作時の痛みや違和感
特に、デスクワークが多い方や運動不足の方は、腸腰筋が硬くなりやすく、朝の腰痛につながることが多いです。
では、腸腰筋を効果的に調整するためのエクササイズをご紹介します。
たった3分でできる腸腰筋エクササイズ
1. 腸腰筋を縮めるエクササイズ
このエクササイズは、骨盤が前傾している人に効果的です。
やり方:
- 仰向けに寝て、両膝を立てる。
- 片膝を胸に引き寄せ、両手で抱えます。
- そのまま3秒キープ。
- 反対側の膝も同様に行います。
回数:左右交互に3回ずつ。
このエクササイズにより、腸腰筋の緊張がほぐれ、腰の負担が軽減します。
2. 腸腰筋を伸ばすエクササイズ
骨盤が後傾している方には、腸腰筋をしっかりと伸ばすエクササイズが効果的です。
やり方:
- 横向きに寝て、膝をまっすぐに伸ばします。
- 片脚を前後に振り子のように動かします。
- 特に後ろ側を意識しながら行います。
回数:左右各5回ずつ。
これにより、腸腰筋の柔軟性が向上し、骨盤の歪みが整います。
3. 骨盤の安定化エクササイズ
骨盤の安定性を高めることで、腸腰筋のバランスを整え、腰痛予防につなげます。
やり方:
- 椅子を後ろに置き、頭の上でタオルを持ちます。
- ゆっくりと膝を曲げ、スクワットの姿勢をとります。
- 5秒キープし、元の位置に戻します。
回数:3セット。
このエクササイズを行うことで、骨盤の前傾・後傾のバランスが改善され、正しい姿勢を維持しやすくなります。
エクササイズ後のチェック方法
エクササイズを行った後は、以下のチェックポイントを確認してみましょう。
- 朝起きた時の腰の痛みが軽減しているか。
- 仰向けに寝た時の腰の負担が減っているか。
- 長時間座っても痛みが出にくくなっているか。
これらの変化が感じられたら、エクササイズの効果が現れている証拠です。
継続が大切!日常生活での注意点
エクササイズを行った後も、日常生活で以下の点に注意しましょう。
- デスクワーク時に立ち上がる習慣をつける
- 長時間座りっぱなしは、腸腰筋を硬くしてしまいます。
- 正しい姿勢を意識する
- 猫背や反り腰にならないように気をつけましょう。
- 適度なストレッチを取り入れる
- 寝る前や起床時に軽くストレッチすることで、腰痛の予防になります。
まとめ
朝起きたときの腰痛は、腸腰筋の硬さやバランスの乱れが原因であることが多いです。本記事でご紹介したエクササイズを行うことで、骨盤の歪みを整え、腰痛の軽減につながります。
ぜひ、毎日3分のセルフケアを習慣化し、快適な朝を迎えましょう。
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