皆さん、こんにちは!武道歴40年、整体歴12年の橋本です。
「腰痛なんて、もう一生付き合っていくもの…」
そう思っているあなたに、ぜひ試してほしい呼吸法があります。それは、僕が40年間腰痛知らずでいられる秘訣、合氣道で学んだ丹田呼吸法です!
(文: 橋本)
虚弱体質を救った丹田呼吸法
実は僕、子供の頃は30分も立っているだけで貧血を起こすほどの虚弱体質でした。当然、運動をしても人並みにすらついていけないし、ちょっとしたことで体を壊しました。体力が無いためかぎっくり腰も何度も経験し、腰痛の辛さもかなり味わっています。
しかし、合気道の師匠・井口師範から合気道を学ぶようになって、体質が劇的に改善したんです! その変化をもたらした要因の一つが、この特殊な呼吸法でした。
腹圧が腰を守る!
この呼吸法で鍛錬すると、腹圧が驚異的に高まります。腹圧とは、お腹の内部の圧力のこと。
この圧力が高いと、上体の重みをまるごと受け止めることができ、腰にかかる負担が極端に少なくなるのです。
例えるなら、バスケットボールの上に座っているような感じ。
お腹が上体の重さを支えてくれるので、腰への負担が軽減されるというわけです。
さらに腹圧は体内から全方角に働く力ですから、当然背骨を内部からサポートします。
実感!脅威の腹圧パワー
おかげで、僕は40年間腰痛知らず!
60歳を過ぎても、空手二段・体重100kg超・身長190cmの巨漢に、お腹の急所である鳩尾(みぞおち)へ渾身のパンチを叩き込まれても、びくともしませんでした。
嬉しい効果はそれだけじゃない!
この呼吸法を行うと、さまざなメリットがあります。
- リラックス効果: 副交感神経が優位になり、心身がリラックスします。ストレス軽減、睡眠の質の向上に繋がります。
- 血行促進: 横隔膜の動きにより内臓が刺激され、血行が促進されます。冷え性改善、代謝アップに繋がります。
- インナーマッスルの強化: 腹横筋などのインナーマッスルが鍛えられ、体幹が安定します。姿勢改善の効果があります。
- 呼吸機能の向上: 肺全体を効率的に使えるようになり、呼吸機能が向上します。運動能力向上、持久力アップに繋がります。
- 便秘解消: 腸が刺激され、ぜん動運動が活発になります。
- 精神安定: 呼吸が深くなることで、精神的な安定が得やすくなります。
ただし、デメリットも…!?
このように、メリット満載の丹田呼吸法ですが、実はデメリットもあります。それは、腹圧が高まりすぎると、お腹がぽっこり出てしまうこと。これが武士の時代なら「肚(はら)ができた」「貫禄がでてきた」などいわれるのですが…。現代社会ではそういうわけにはいきませんね。
でも、ご安心ください! この記事では、ポッコリお腹対策もご紹介します!
また今回ご紹介する丹田鍛錬呼吸は、一般的な腹式呼吸と共通するデメリットもあるので下記に示しておきますのでご注意ください。
- 習得に時間がかかる: 意識的に横隔膜を動かす必要があるため、習得に時間がかかる場合があります。
- 誤った方法で行うと逆効果: 力みすぎると、首や肩に負担がかかり、頭痛や肩こりの原因になることがあります。
- 特定の疾患を持つ人は注意が必要: 呼吸器疾患や心疾患を持つ人は、医師に相談してから行う必要があります。
- 状況によっては不向き: 激しい運動中や、緊急時には、胸式呼吸の方が適している場合があります。
合気道式 丹田呼吸法のやり方
では、合気道に伝わる丹田呼吸法のやり方を説明します。
1. 丹田の位置を知る
丹田は、お臍の下にあります。
人差し指から小指までをつけた状態でまっすぐ伸ばした幅だけ、お臍より下に位置します。
呼吸を行う際は、この丹田を意識することが重要です。
2. 呼吸法を実践!
丹田呼吸法は、通常の腹式呼吸とは逆の逆腹式呼吸です。
息を吸うときにお腹を凹ませ、吐くときにお腹を膨らませます。
詳しく説明すると、
① 長息呼吸
肺に溜まった空気を口からゆっくりと吐き切り、吐き終わったら鼻からゆっくりと息を吸います。
これを3回繰り返します。
② 丹田呼吸法(逆腹式呼吸)
1秒で口から一気に息を「フーッ」と吐きつつ、丹田に意識を置いてお腹を膨らませます。
すぐに1秒ほどで腹を凹ませながら鼻から空気を吸います。
これをリズミカルに「フーッ、フーッ、フーッ、フーッ、…」と何度も繰り返します。
注意点としては、吸うときに「お腹を凹ます」ということに意識を置くより、吐く息のときに「お腹を膨らます」という意識に集中することが大切です。

3. 丹田呼吸法によって起こるポッコリお腹対策!
息を吐く際は、ゆっくりとお腹を凹ませながら息を吐き出すとともに、できる限りお腹を凹ませ、背中にお腹の皮が付くようなイメージで、お腹を両手で押すようにサポートします。
息を吸う際は鼻から吸い、吸う時間は吐いた時の半分くらいを目安にし、お腹に意識は向けません。
さらに腹圧を高める!合気道ならではの鍛錬法
合気道では、腹部に少々の打撃を受けても平気になるように、腹部の鍛錬を行います。
これにより、さらに腹圧が高まり、相手を投げる際に不安定な状態になっても腰を痛めなくなるのです。
そのやり方もご紹介します。
両手で握り拳を作り、丹田呼吸法の吐く息と同時に拳の小指側で腹部を打ちます。
最初は鳩尾(みぞおち)は打たず、何度も繰り返して腹部が強くなったら、徐々に日数をかけて打撃を鳩尾付近に近づけていき、最終的に鳩尾を叩けるようにしていきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
合気道式の丹田呼吸法は、腰痛予防だけでなく、健康にも様々なメリットをもたらします。
ぜひ、今回の記事を参考に、丹田呼吸法を実践してみてください。
あなたの腰痛が改善されることを心より願っています!

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