短い時間とはいえ、洗い物や料理をするときに昔ながらの低い流し台(床から約80cm)を使うと、腰にじわじわと負担がかかるものです。身長170cmの私にとって、この高さはかがみ気味の姿勢になりやすく、ほんの数分でも腰の張りや痛みを感じることがあります。最近のシステムキッチンはやや高めに設計されているため、昔より腰が楽だという方もいるかもしれません。しかし、身長や体型は人それぞれ。実際に「洗い物をしていると腰が痛い」と感じる方は少なくありません。
そんな時におすすめしたいのが、浮き輪を使った簡単な腰痛予防法です。準備するものは家庭にあるもので十分。浮き輪がなければクッションや抱き枕でも代用できます。
(記事:安岡)
方法はとてもシンプル
- 浮き輪をするまたは流し台とお腹の間に挟みます。クッションなどでも良い
- そのまま軽くもたれ掛かるだけ。
たったこれだけで、腰を支える負担がぐっと減り、中腰姿勢でも体幹にかかる圧力を分散できます。腰が痛み出す前に実践してみると、その効果を実感できるはずです。特別な道具や大きな動作は不要。思いついた時にすぐ試せるのが、この方法の魅力です。
キッチンだけでなくデスクワークにも応用可能
このテクニックは流し台だけに限りません。
体幹が弱く、座り続けるのがつらい時
長時間のデスクワークで腰が重だるく感じる時
そんな場面でもクッションをお腹に抱え、机との間に挟んでもたれるだけで腰の負担を和らげることができます。仕事の合間の休憩や家事のちょっとした時間など、日常のさまざまなシーンで活用できます。
あくまで「応急処置」として活用
ただし、この方法はあくまでも一時的なサポートです。
長時間の使用はおすすめしません。あくまで「洗い物をしている間」や「少し休憩したい時」に取り入れ、腰が楽になったら姿勢を正して体を動かすようにしましょう。
根本的な腰痛予防には日々の習慣が大切
最も大切なのは、体幹や腹筋を鍛え、正しい姿勢を長時間維持できる体づくりです。軽いストレッチや体操を日常に取り入れ、腰やお腹の筋肉を支える力を育てることで、慢性的な腰痛を防ぎやすくなります。
浮き輪やクッションを使った方法は、あくまで応急処置として頭の片隅に覚えておくと便利。体を休めながら少しでも腰への負担を減らすサポートとして役立ちます。
まとめ
腰痛は誰にでも起こり得る身近な不調です。洗い物や料理中に「腰が痛い」と感じたら、ぜひこの浮き輪・クッションもたれ法を試してみてください。腰痛予防実践協会では、ほかにも日常生活に役立つ腰痛予防記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひあわせてご覧ください。
もし記事の内容がよければ、ぜひ下記のボタンをクリックして、ブログ村への投票をお願いします。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

コメント