「椅子に座っているとお尻がだるい」
「太ももが重い、しびれる感じがある」
「すねの外側がだるくて座っていると痛くなる」
このような坐骨神経痛、実は腰ではなく「O脚」から来ている可能性があります。皆さん、こんにちは、足の専門家、腰痛予防実践協会理事長の八木です。長引く坐骨神経痛! 実はO脚体型と関係があった!『O脚改善で坐骨神経痛が消えた」坐骨神経痛解消メソッドについてお話しします。
(記事:八木)
なぜ、整体を受けても坐骨神経痛は長引くのか?
整体では「腰をほぐす」「お尻を緩める」ことを中心に坐骨から太ももまでの痛みやしびれが緩和しますが、数日たつとまた症状が再発してくることが多いです。
それは、坐骨神経痛が発症しやすい体型になっているからなのです。坐骨神経痛の痛みが減ったとしても、脚の骨格の歪み(O脚)が残っていると、坐骨神経痛は再発しやすいです。
一時的に良くなっても、すぐ戻る…という方は、
足の骨格ライン=O脚体型を直さないと根本改善できません。
O脚と坐骨神経痛の関係
- 坐骨神経は、下記の図のようにお尻の深い部分(梨状筋の下)を通って、太もも〜ふくらはぎ〜足の裏まで伸びています。

- 骨盤が前傾(出尻)タイプのO脚体型では、下図右側のように坐骨が横に広がって、大転子(股関節外側の出っ張った骨)が外側に張り出します。

横から見た時に、骨盤が前傾すると坐骨が後方に向くことで、坐骨神経が後ろに引っ張られます。

坐骨神経は膝の上から2つに枝分かれします。
膝の裏から脛骨と腓骨に沿って足裏まで走行しています。
O脚ですと、大腿骨に対して脛骨が外側に傾きながらねじれます。 腓骨は外側に張り出しながら下への引っ張られます。ちょうど、その場所に坐骨神経が走行していますので、同じように引っ張られて症状が発生します。
下のO脚の方は膝下右腓骨(膝下の2つの骨の外側)が横に張り出しながら腓骨の後ろ側を走行している坐骨神経も引っ張られることによって、坐骨神経痛が発症していました。
👉つまり、「脚のねじれ」が坐骨神経痛を起こしているのです。
O脚による坐骨神経痛を消す方法
ここでセルフケア方法を実践形式で紹介します。
最初にチェックをします。立位でお尻をしめます。どちらかしめにくい方に坐骨神経痛が出やすいかと思われます。
✅ ステップ①:立位でお尻のしめにくかった方を30回、しめやすかった方を10回しめる運動を行います。
✅ ステップ②:腓骨の張り出しをおさめる
椅子に座って片方の手で患側の膝下の腓骨と脛骨を寄せるようにつま片方の足の親指と人差し指で患側のアキレス腱下を挟む。
この状態でできるだけ小指を外に広げたまま背屈動作を10回
→ すねの裏が軽くなってきたらokです。
✅ ステップ③:坐骨の広がりを閉じて坐骨神経の引っ張りを減らすエクササイズ
立位で軽く両膝を曲げて両方の踵をくっつけたまま、お尻を前後に10回動かします。最後にお尻を前に突き出しながら立ち上がります。この後、踵を付けたままの状態で軽く背伸びを10回行います。
このあと、もう一度立位でお尻をしめます。左右均等にしやすくなることを目指しましょう。
📅 この3ステップを7日間続けると、椅子に座って発生しやすい坐骨神経痛が緩和しているかもしれません。
まとめ
私は、23年間整体の現場で腰痛や坐骨神経痛の方々を見てきました。 また、2006年から自分でO脚を整える指導を行ってきました。
その中で、O脚が整ったお客様からいろんなことを教えて頂きました。
「先生、O脚はまだ改善していませんが腰痛が出なくなった。これだけでも十分です。」
「O脚体操を2週間続けて痛かった腰痛が出てません。
「O脚体操を続けて、1週間でお尻のピリピリ電流が走る痛みが消えて、完全に坐骨神経痛が出なくなったのは2週間後です。」

このことを聞いて、腰痛や坐骨神経痛で悩む人を現場で確認すると、O脚体型の人が多いことを再認識しました。
O脚体型を整えていくことで、腰痛や坐骨神経痛が発生しにくくなるのであれば、取り組んでみたいものですね。
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