有限会社井上石材店様

和歌山市内で創業から約90年続く、有限会社石材店代表取締役の井上さんにお話をお伺いしました。
八木「本日は、よろしくお願いいたします。 まず、お仕事の内容をお教え頂けますか?」

井上社長:「お墓の製作・設置・メンテナンスが中心です。
墓石の販売だけでなく、基礎となるコンクリート打ちから外枠の作成まで、一貫した施工を行っています。」

八木:「お墓の製作から設置・メンテナンスまで大変ですね。」

井上社長:「近年は、墓じまいをされる方も増えて、お墓の撤去や整理も数多く手掛けてます。」

八木:「以前にも少しお話をお聞きしましたが、墓石を運ぶのは大変なお仕事ですね。」

井上社長:「和歌山のお寺や墓地は道幅が狭い場所が多く、重さ100kg〜250kgにもなる石をクレーンが入らない場所では今でも職人2人で肩に担いで運ぶ(駕籠屋のようなスタイル)など、非常に体力のいる職人仕事です。」

八木:「お話を聞いているだけでも大変そうですね。」

井上社長:「私自身が若い頃の無理が蓄積して、ぎっくり腰を患っていました。
それから、慢性腰痛になったた為に今は100kg以上の石をほとんど社員2人で担いでいます。」

八木:「腰痛が癖になってしまったのですね。腰痛を避けるために、他に井上社長が取り組んでいることはどんなことでしょうか?」

井上社長:「腰を冷やさないことを徹底しています。違和感がある時はすぐにコルセットを使用できるよう常に携帯しています。
また、機械化による負担軽減です。狭い場所でも入っていける「キャタピラ付きの小型クレーン」などの道具を積極的に導入し、可能な限り人力での負担を減らしています。また、柔軟なスケジュール管理も徹底し、 重労働が続く場合には早めに仕事を切り上げるなど、従業員の身体に過度な負荷がかからないよう配慮しています。」

八木:「ほんとうに、社員の思いやりがあるすばらしい方ですね。最後に、多くの人に知って欲しいことがございましたらお願いいたします。」

井上社長:「お墓は単なる石の製品ではなく「ご先祖様そのもの(代わりのもの)」です。
力をもらいに行く場所と考えています。
お墓参りはご先祖様へ報告に行くだけでなく自分たちが力をいただきに行く場所でもあります。
ですので、特に、子供を連れてお参りしてほしいです。」

八木:「お墓は「ご先祖様そのもの」なんですね。特に子供たちにとって大きな助けになるのはすばらしいことです。」

井上社長:「お墓を綺麗に整えることで、自分自身の気持ちが穏やかになったり、不思議と良い縁に恵まれたりといった体験談が多く寄せられています。」


八木:「今後の方向性についてもお聞かせ頂けますか?」

井上社長:「従業員が長く元気に働けるよう腰痛予防や健康維持に注力する会社を目指していきます。お寺での説法などが減っている現代において、お墓の本当の意味や大切さを顧客に伝えていく役割を担い続けます。
家族経営にこだわらず、やる気のある従業員や外部の人材にも門戸を広げ、伝統ある技術と想いを次世代に繋いでいきたいと考えています。」

八木:「私の方も大変勉強になりました。 ご先祖様を大切に。困った時はご先祖様にお力になって頂くようにお願いしても良いところと聞いて心が軽くなりました。
本日は、ありがとうございました。